団体信用生命保険とは?仕組みと種類を解説!

2021.01.29

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不動産を購入する多くの場合、金融機関から融資を受けて購入するという方が多いですが、その際には、団体信用生命保険に加入する事になります。

団体信用生命保険は、金融機関からの融資返済中に契約者が亡くなってしまったり、高度な障害状態になってしまったりした際に、残っている借入を一括で返済してくれる保険になります。

団体信用生命保険に加入する事によって、万が一の際に、残された家族が金融機関への返済で経済的に困窮する事なく生活をしていける為の、生命保険といえるでしょう。
しかし、不動産を購入する全ての方が利用できるという訳ではないですし、注意しておかないと、適切な保障を受けられない可能性もあります。

今回は、団体信用生命保険の解説、注意するべきポイント、団体信用生命保険の種類についてお伝えしていきますので、不動産の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

団体信用生命保険って何?

まずは、団体信用生命保険について解説していきます。

団体信用生命保険とは、金融機関からの融資を返済するという目的に特化した生命保険になり、一般的には団信(だんしん)と呼ばれています。

団体信用生命保険は、金融機関からの融資を受けて不動産を購入した人が加入する保険になりますので、金融機関への返済期間中に死亡、もしくは高度障害状態になり、残債の返済が難しくなってしまった場合に、保険会社が残債を一括で返済してくれるという保険になります。

例えば、不動産を購入するために融資を受け、1年後に主たる契約者が亡くなってしまったら、その後、残された家族だけで返済し続けるのは難しいですし、お金を貸した金融機関も、返済の見込みが薄くなってしまうと困ってしまいます。

その為、不動産を購入する際に融資を利用する為には、団体信用生命保険に加入する事が必須になっている金融機関が多いです。

団体信用生命保険の仕組みってどうなっているの?

生命保険というと、保険会社と契約するイメージが強いと思いますが、不動産を購入する際には、保険会社と直接やりとりをする事はありません。

融資をしてくれる金融機関が間に入って、保険会社への保険料を支払ってくれます。

不動産購入にあたって金融機関からの融資を受けた際に、元金と利息を金融機関に支払います。そして、金融機関は団体信用生命保険の保険料を保険会社に支払うという仕組みになっています。

万が一、団体信用生命保険の加入者が亡くなってしまった場合、金融機関が保険会社へ申請して、保険金を受けることで、融資の残債が金融機関に支払われるという仕組みになっています。

団体信用生命保険の種類を解説

団体信用生命保険にはいくつかの種類があります。

ここからは代表的な団体信用生命保険について解説していきます。

通常の団体信用生命保険

一般的に団体信用生命保険といえば、不動産購入のために融資を受けた契約者が、

  • 死亡した時
  • 高度障害状態になった時

上記の場合に残債が完済されるという保険になります。

基本的な団体信用生命保険はこちらになります。

三大疾病特約付団体信用生命保険

三大疾病といわれる、

  • がん
  • 脳卒中
  • 急性心筋梗塞

上記の病気にて、所定の状態になった時にも、残債が完済されるという特約がついた団体信用生命保険になります。

通常の団体信用生命保険に比べて、保障が手厚くなっているということもあり、月々の支払いが少し上乗せはされてしまうということと、残債を支払ってくれる条件が異なりますので、しっかりと確認をしておきましょう。

生活習慣病特約付き団体信用生命保険

三大疾病団体信用生命保険と仕組みは似ているので、理解しやすいと思いますが、生活習慣病にて所定の状態になってしまった際に残債が完済される保険になります。

生活習慣病というと、保障内容が広くなりますので、どの病気が補償対象として組み込まれているか、きちんと確認をする必要があります。

  • 悪性新生物(皮膚のその他の悪性新生物)
  • 上皮内新生物
  • 糖尿病
  • 心疾患(急性心筋梗塞を含む)
  • 高血圧性疾患
  • 大動脈瘤および解離
  • 脳血管疾患(脳卒中を含む)
  • 腎疾患
  • 肝疾患
  • 慢性膵炎

上記のような病気が含まれるケースが多いです。

より手厚い団体信用生命保険に加入したい場合は検討しても良いでしょう。保障内容に関しては、詳しくチェックをする必要があります。

ワイド団信

ワイド団信とは、通常の団体信用生命保険に持病などの理由で加入できない方に向けた、引受範囲の広い団体信用生命保険になります。

団体信用生命保険は生命保険になりますので、加入する事ができないというケースもあります。そうなると融資を利用して不動産を購入するのが難しくなってしまいます。

その為、持病などの理由で団体信用生命保険が加入できなかった人でも加入できる可能性のある団体信用生命保険がワイド団信になります。

注意点としては、ワイド団信も生命保険の一種になるため、どうしても加入ができないという場合もありますし、金利の上乗せも大きくなる為、毎月の支払い、ローン完済までの合計金額は大きくなってしまいます。

そして、ワイド団信を取り扱っていない金融機関もありますので、利用を検討する際は、十分に確認、検討をしておく必要があります。

団体信用生命保険ではカバーできないリスクもある

不動産購入に向けて融資を利用する際に、団体信用生命保険に加入できれば、万が一の際に保障にはなりますが、全てのリスクをカバーできるという訳ではありませんので注意が必要です。

死亡・高度障害の際には、残債の返済はなくなりますが、病気や怪我で働けなくなってしまった。リストラや減給によって毎月の支払いが困難になってしまった。

こういった事情で残債の支払いが滞ってしまうような場合、団体信用生命保険に加入していても保険金を受け取るという事はできません。

あくまで、万が一の時の保証ということで団体信用生命保険は活用し、余裕を持った返済計画をたてて、不動産購入の融資を利用するようにしていきましょう。

団体信用生命保険のまとめ

今回は、不動産を購入する際に、金融機関からの融資を受ける為の条件として加入するケースが多い、団体信用生命保険について解説をさせて頂きました。

団体信用生命保険の仕組みや種類、注意点について参考にして頂ければと思います。

不動産を購入した後に、万が一のことがあった場合、返済がなくなることで、残された家族は継続した家賃収入を得ることきます。

不動産の入口 団信その為、せっかく不動産を購入するのであれば、良い物件や融資を選定するというのはもちろんのこと、万が一に備えて、団体信用生命保険についてもきちんと理解した上で加入するのが良いでしょう。
団体信用生命保険の理解を1つのきっかけにして、不動産の購入、そして、不動産購入以降のライフプランもしっかりと見直すことで、より良い不動産購入に繋げて頂ければと思います。

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