火災保険、台風の被害は保障可能?

2020.09.07

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日本は自然災害にあう機会が多い国ですので、自然災害への備えとして、火災保険に加入するのが一般的とされています。

近年、毎年のように大型な台風が直撃することで、所有している不動産があるエリアに台風がくるとなると、火災保険でどのくらい台風による損害をカバーしてくれるのか気になるという方は多いのではないでしょうか。

火災保険に加入していたとしても、適正な保険金を受け取れるのか?保険金を受け取るまでのどのような手続きや期間がかかるのか、イメージがしにくいという方も多いと思います。

今回、台風による被害に対して、どのような補償内容があり、雨漏りや水害に対してどのような準備が必要なのかをまとめていきます。

火災保険が補償してくれる台風被害に関して

火災保険は、その名前から火災に対しての補償のイメージが強いと思われますが、火災以外の様々な災害による損害もカバーしてくれます。

台風の場合、風災、水災、落雷に対する補償も含まれている火災保険であれば、損害を補償してくれますし、一般的な火災保険の場合、基本の補償として含まれているケースが多いです。

  • 風災

台風による突風でガラスが割れてしまった、屋根の瓦が飛ばされてしまったなど、風が原因で起きる損害になります。

  • 水災

集中豪雨による床下浸水や、河川の氾濫など、水災による損害になります。

  • 落雷

台風の際、雨だけではなく雷が落ちることもありますので、落雷による建物の損害になります。

補償を受けるための条件とは?

台風によって損害が発生した場合であっても、保証を受けるための条件というのは、火災保険、また火災保険を扱う保険会社によって異なります。

例えば、20万円以上の損害がでた場合に補償を受けることができるといった、保険金額が条件になっているケースもあります。

また、水災の場合、何cm以上の浸水で、損害額が保険金の何%であるか、といった細かな条件が設定されていることもありますので、加入されている火災保険のパンフレットやホームページなどで確認しておきましょう。

また、火災保険の場合、保険の対象が大きく2つに分類されます。

補償の対象物として、「建物」と「家財」の2種類のいずれか、もしくは両方を選ぶことができます。

  • 建物

補償対象が建物の場合、建物そのものはもちろん、建物の敷地内にある付属建物として、車庫や物置なども含まれます。

台風の場合、突風によって瓦が飛ばされたり、物が飛んできてガラスや車庫が破損したりといった内容が、補償の対象になることが多いです。

  • 家財

補償対象が家財の場合、建物の中にある家具や家電製品が補償の対象になります。

落雷によって家電製品がショートしてしまったり、台風によって窓ガラスが割れ、結果として、室内のテレビなどが濡れて壊れてしまったりするケースが、家財の補償対象になってきます。

実際に支払われる保険金の種類を解説

火災保険の補償を受ける際に、保険金も様々な種類があります。損害に対しての保険金以外にも、補償を受けられるケースもありますので確認しておきましょう。

損害保険金

損害を受けてしまった建物や家財に関して、災害発生前の状態まで戻すために必要な費用を保証する保険金になります。

あくまで、元の状態に戻すために必要な費用が上限となります。

臨時費用保険金

建物や家財に損害が発生したことで、日常生活を送る事に支障が出てしまった場合、臨時の出費がかかるケースもあります。

例えば、住まいの修理をしている期間、別の住まいを準備したり、ホテルに仮住まいしたりなど、しなくてはならないかもしれません。

そうなると、出費がかさんでしまいますので、保険金の対象となる損害として、臨時費用保険金があります。

残存物片づけ費用保険金

損害を受けてしまった建物や家財を片づける費用を保証してくれる保険金になります。

損害防止費用

台風による被害の中でも、さらなる被害を拡大させないために使われた費用に対する保険金になります。

補償を受けられない場合もある?

火災保険に加入していたとしても、補償を受けることができない場合があります。保険金を受け取ることができない条件も確認しておきましょう。

経年劣化の場合

火災保険の保証は台風などの自然災害によって破損した場合に補償されます。その為、台風ではなく、建物や家財が経年劣化によって破損した場合は補償されません。

ですが、経年劣化で壊れやすくなっている建物であったとしても、損害の直接の原因が台風である場合は補償を受けることができます。

ただし、損害の原因が経年劣化によるものか、台風によるものか、明確に区別することは難しいです。

その為、台風の風速や雨量などの気象データを元に、損害の発生が発生する妥当性があると保険会社が判断した場合、保険金が支払われるということになります。

台風が発生した場合、気象庁のホームページなどで、風速や雨量などの記録を取っておくのが良いでしょう。

被害から3年以上経過している場合

火災保険による補償対象であったとしても、台風による被害の発生から3年以上が経過してしまうと補償を受けることができなくなってしまいます。

保険金を受け取ることができたのに、手続きをしなかったことで、補償が全く受けられないというのは残念なので、被害が確認できたら、早めに手続きをする事をおすすめします。

被害があったらどうすればよい?

火災保険に加入していたとしても、いざ損害が発生してしまったら何から始めていいか分からないという方も多いと思います。やり取りが必要になるのは火災保険に加入している保険会社と、最寄りの市区町村、そして、修理をしてくれるリフォーム会社になります。

損害が発生したら保険会社に連絡

加入している保険会社に連絡をしましょう。保険証番号や台風の発生日時などを伝えるとスムーズになります。

必要書類の準備

保険会社からの案内を確認したら、保険金請求に必要な書類の準備を進めていきます。保険会社から届く書類に加えて、必要になってくるのは、

  • 罹災証明書「りさいしょうめいしょ」:管轄の市区町村などで確認の上、発行してもらうことができます。
  • 写真:被害状況を写真に撮影して送ることで正確に状況を伝えることができます。
  • 修理見積:リフォーム会社などに、修理の見積書を作成してもらい、復旧にいくらかかるかを証明します。

普段は取得する機会が少ない書類が多いですので、1つ1つ確認して取得していくようにしましょう。

火災保険のまとめ

不動産を所有されている方のほとんどは火災保険に加入していると思いますが、実際に火災保険を活用して保険金を請求したことがあるという人は多くはありません。

火災保険に加入しておくことで、台風による被害について補償を受けることができるケースが多いですので、まずは、加入されている火災保険の補償内容として、風災、水災、落雷に対する補償が含まれている事を確認しておきましょう。

もしも台風による損害が発生してしまった場合、保険会社に連絡をした上で、保険金請求に必要な書類を1つ1つ集めることで、建物の損害を修理する保険金に加えて、臨時費用の保険金などを受け取ることができる可能性があります。

火災保険 台風火災保険に関して理解を深め、万が一の際に、きちんと対応できるように準備しておくようにしましょう。

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