厳しい暑さが続いていますが、暑さ対策には「エアコン」が必須です。
エアコンの故障や買い替えなどで、新たに設置する際は注意しなければならない点があります。
そこで今回は、エアコンの選び方や設置する際の部屋の位置、配管の種類などについて解説します。
一般的なエアコンで室内機と室外機に分かれているタイプです。
室外機が不要で自分で簡単に設置することが可能です。
低い位置にあるため暖房に向いているタイプです。
まずは「畳数」について必ず知っておく必要があります。エアコンには6畳用、10畳用、14畳用などがあります。
エアコンを設置する部屋が広い場合に「畳数」が足りていない場合は、エアコンの効きがよくなく、必要以上に負担をかけるため、ランニングコストが増加する可能性があります。
逆にエアコンを設置する部屋が狭い場合、「畳数」が不足しているとエアコンが効きすぎることもあるのです。
そのため、部屋の広さとエアコンの能力が一致していなければなりません。
また、建物の断熱性能やエアコンを設置する場所によってもエアコンのランニングコストは変わってきますので、住環境を考慮した選び方が大切です。
エアコンは、家電量販店だけでなくインターネットで購入される方も増えてきています。
そのため、エアコンの取り付けを直接業者に依頼する方も少なくありません。
業者に依頼する際は、本体の知識と取り付けの知識が最低限必要な場合もあります。
エアコンを設置する際は、部屋の位置によって効きないケースも少なくありません。
室内機の上部から天井まで、側面から壁までのスペースがそれぞれ5cm以上の確保が必要です。
機種ごとにプラグの形状が異なります。
エアコン専用コンセントとプラグの形状が合わない場合は、工事が必要になるため注意が必要です。
吹き出し口周辺に障害物があると、エアコンの風が遮られるため、部屋全体に行きわたらない場合があります。
エアコンを新設する際は、エアコン専用配管穴があるかを確認します。
エアコン専用配管穴がない場合は、穴あけ工事が必要となります。
「隠ぺい配管穴」という配管の露出が少ないタイプのものは、追加料金が高い傾向にあります。
室外機の左右と後ろに5cm以上、手前に25cm以上のスペース確保が必要です。
また、室内機と室外機の距離が配管の長さ4m以上となる場合、配管延長料金が発生します。
さらに、平地置き・ベランダ床置き以外の設置は追加の工事料金がかかることがほとんどです。
配管の距離が長くなるほど能力が劣る傾向にあるので、室内機と室外機の距離はあるべく短い方が良いでしょう。
エアコンに使用される配管の種類(径)は、6.35 mm(2分)・9.52mm(3分)・12.70 mm(4分)・15.88 mm(5分)・19.05 mm(6分)・25.40 mm(1インチ)などがあります。
エアコンの容量により、銅管の径(太さ)の組み合わせは異なります。
エアコンを買い替えた際は、配管も同時に交換するのが一般的です。
また、家の中でエアコンを移設する場合は、エアコン配管の長さを替える必要があります。
エアコンの種類は、壁掛け・窓用・床置きなどがあります。
「畳数」やエアコンの種類など、住環境を考慮した選び方が必要です。
エアコンを設置する際は、室内・室外の位置確認、エアコン専用コンセントの有無、吹き出し口周辺・障害物の確認、エアコン専用配管穴の有無などを確認しておきましょう。