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点検商法が増加!トイレのリフォーム注意点について解説

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水回りの中でも毎日使うトイレですが、長く使用していると水漏れや詰まりなどでリフォームを検討する方も多いのではないでしょうか。
その一方で、点検を装い、不要な工事で高額請求されるようなトラブルも発生しています。

そこで今回は、トイレのリフォーム・点検商法に関する事件やトイレのリフォームの注意点について解説します。

トイレのリフォーム・点検商法に関する事件

東京都で高齢者の自宅に訪問したリフォーム業者のスタッフが「無料で点検する」などと言って、トイレ付近を点検した上で「水漏れしている」と嘘の内容を伝え、便器の交換など、不要な工事の費用38万5,000円をだまし取ろうとした疑いで、男6人が詐欺未遂などの容疑で逮捕された事件が発生しました。

今回は、​​家族が気づき契約解除となり、工事はなくなったようですが、2019年8月以降、警視庁には同社に関する相談が複数寄せられていたということです。

(参考:読売新聞オンライン「「トイレを無料点検」、「水漏れしている」と38万円詐取未遂…リフォーム会社代表ら6人逮捕」

不安をあおる点検商法の実態

このように見ず知らずの業者がいきなり訪問する「点検商法」が社会問題になっています。
点検商法では「消火器の点検をさせてください」「瓦が傷んでいるように見えるので点検させてください」「近所にシロアリが出たので、周りの家を点検させてもらっています。」など、あらゆる点検を装い「早く工事をしないと大変なことになる!」などと不安をあおり、工事の契約をさせて高額請求するといった悪質な手口です。

全国消費生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)の登録された点検商法に関する相談件数は、2018年で5,684件、2020年で7,009件に達しています。

(参考:独立行政法人・国民生活センター「​PIO-NETに登録された相談件数の推移​」

見ず知らずの業者が点検として訪問したときは、点検商法の可能性が高くなります。
会社名や担当者の氏名、名刺を提示してもらうなど、本当に点検であるのかを確認しましょう。

家の設備に関連する法定点検には、以下のようなものがあります。

  • 電気事業法で定められた定期調査:4年に1回
  • 消防法17条3の3 に規定される消防用設備等の点検:機器点検(半年に1回)、総合点検(1年に1回)
  • 水道法の簡易専用水道検査:1年に1回

トイレリフォームの注意点

トイレのリフォームは、前述の通り、点検商法による高額請求など、悪徳業者に騙されないようにすることが大切です。それ以外にもいくつかトイレのリフォームについて注意点があります。

トイレ本体のサイズ

トイレのリフォームの際に、トイレ本体のサイズが大きいと窮屈になり、しゃがむと左右に動く余裕がなくなるほど、圧迫感を感じることが場合もあります。
事前に寸法を測り、全体の広さに対してバランスの良いサイズを選ぶことが大切です。

最近では、タンクレストイレがコンパクトで人気があります。
しかし、手洗いを設置すると狭くなる場合もあります。

あらかじめ、タンクを含めた全体の奥行きや便座の幅と奥行きなどを確認しておきましょう。

排水位置の確認

トイレの排水方式は「床排水」と「壁排水」があります。
一般的には、一戸建て・マンションで「床排水」が多くなっていますが、一部の集合住宅では「壁排水」となっています。

しかし、排水方式によって便器が異なるため、間違うと排水方式の変更を伴う工事が必要になり、費用も高くなってしまいます。
メーカー各社では、床排水は200mm、壁排水は120mmと統一されていますが、古いタイプの​​便器は、メーカーや種類によって異なる可能性があります。

床材選びの失敗

トイレの床は、汚れ、アンモニアが気になります。そのため、デザインのみで選ぶと、思った以上に汚れが目立つケースもあります。
床材の中でもよく使用されているのは、クッションフロアです。耐久性に優れ、掃除もしやすいのが特徴です。コストパフォーマンスも高く、様々な種類があります。

トイレ本体以外のレイアウト

トイレ本体以外のレイアウトもあらかじめ計画しておくことが大切です。
無計画であれば、全体的に狭くなり、ドアの開閉がスムーズにできない、手すりを設置したものの、常に腕をぶつけてしまう、収納スペースが思ったより確保できないなど、失敗するケースもあります。実際に使用してわかるケースも多くあるので、トイレ本体以外のレイアウトも計画的に行いましょう。

まとめ

今回は、トイレのリフォームに関連する点検商法の事件、トイレのリフォーム注意点について解説しました。
見ず知らずの業者が点検に訪れた場合は、名刺を提示してもらうなどの対策が必要です。

トイレのリフォームで注意する点は、​​狭い空間のため、トイレ本体のサイズやそれ以外のレイアウトも考慮しながら、全体の奥行きや便座の幅などを確認することです。

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