8月の首都圏マンション発売戸数、21.1%増
株)不動産経済研究所は17日、2019年8月度の首都圏マンション市場動向を発表した。
同月の発売戸数は1,819戸(前年同月比21.1%増)と増加。晴海の大型案件の発売で、都市部では2.2倍の増加となった。契約率は75.4%(同10.9ポイント上昇)で、前月比でも7.5ポイントアップした。
東京都区部で1201戸(前年同月比2.2倍)と大幅に増加した。2020年に開く東京五輪・パラリンピックの選手村を活用するマンション「HARUMI FLAG(ハルミ フラッグ)」(東京・中央)が発売されたのが寄与した。
1戸あたりの平均価格は6405万円と前年同月から1045万円(19.5%上昇)、1平方メートル辺りの単価は89.5万円(13.6%上昇)した。都区部のシェア上昇が影響した。
新規発売戸数に対する契約戸数は1371戸。消費者が購入した割合を示す月間契約率は10.9ポイント上昇の75.4%と、2016年12月(76.6%)以来2年8カ月ぶりの高水準となった。
なお、9月の発売戸数は3,000戸を見込む。