火災保険と地震保険って何が違うの?補償内容は?

2018.12.28

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不動産投資をおこなう上で保険への加入はとても重要です。
保険には火災保険や地震保険などいくつか種類がありますが、火災保険と地震保険の違いはご存知でしょうか。

今回は不動産投資をおこなう際に知っておくべき火災保険と地震保険の違いやそれぞれのメリットとデメリット、地震保険の必要性について紹介していきます。不動産投資をおこなう上で保険の知識を身に付けておきたいという方は、参考までに是非ご覧ください。

火災保険と地震保険の違い

家主向けの保険は大きく分けて火災保険と地震保険の2つが存在します。火災保険には多くの方が加入されていますが、地震保険との違いについてよく分からないという方も少なくないのではないでしょうか。どちらも災害に対して支払われる保険ですが、火災保険と地震保険に挙げられる大きな違いは、「災害の対象」です。

火災保険はその言葉通り、火災が起きた際に補償してくれる保険です。それに対して地震保険もその言葉通り地震が発生して建物が倒壊するなどの被害が起きた際に補償してくれる保険で、地震だけでなく噴火や地震が原因の津波による被害についても補償の対象となります。

地震保険に加入する際は火災保険とセットで加入する必要があり、地震保険に加入している人は少ないというのが現状ですが、地震によって発生した火災については火災保険は補償の対象外になっているので注意が必要です。

火災保険

火災保険にはさまざまな種類があり、種類によって補償の対象が異なります。賃貸物件に入居する際に家財保険への加入を推奨されますが、この家財保険も火災保険に含まれる保険の一つで、家財を対象に補償してくれる保険となっています。

不動産投資家など賃貸物件のオーナーの方が加入する火災保険は、主に建物に対する補償をしてくれる保険となっています。火災保険の種類によって火災が起きた場合だけでなく、落雷による損害やガス漏れによる爆発で発生した損害、台風や竜巻、洪水などによって発生した損害も補償してくれるのが特徴です。

火災保険の保険料は一律ではなく、建物構造によって変わります。建物構造は耐久性や燃えにくさなどの基準を表す構造区分です。鉄筋コンクリート造のマンションなどであれば燃えにくい構造になっているので保険料も安く済みますが、木造アパートなどの場合は火災が発生した際に火の手が回る速度が速く被害が大きくなることが予想されるので、鉄筋コンクリート造のマンションと比較すると保険料が高くなります。

地震保険

地震保険は単体で加入することができないのが特徴で、加入する際は火災保険とセットで加入する必要があります。

地震保険の対象物は火災保険と共通で、火災保険の対象が建物のみであった場合は地震保険でも建物のみ、建物と家財が対象であれば地震保険でも建物と家財が補償されます。地震保険では地震だけでなく地震が原因の津波や噴火なども補償の対象となります。また、火災保険では補償されない地震によって発生した火災を補償してくれるのが特徴です。

地震保険の保険料も一律ではなく、こちらも建物構造によって変わります。火災保険と同様に鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物が安く、木造の建物の方が保険料が高く設定されています。

また、建物構造だけでなく、建物の所在地によって保険料が変わります。所在地は1等地から4等地で分類され、首都圏周辺の木造の建物に対する保険料が一番高く設定されています。価格は火災保険の30%から50%の範囲で設定できるようです。

火災保険のメリット・デメリット

火災保険のメリットは保険の種類によって火災だけでなく落雷や洪水などの被害も補償されるという点です。また、火の不始末などの事故だけでなく、放火や不審火などによる火災に対しても補償されます。中でも一番大きいメリットは、使用しても保険料が上がる心配がないという点です。火災保険には自動車保険のように等級が存在しないので、火災によって火災保険を使用しても保険料が上がることはありません。

デメリットとしては、申請が難しいという点が挙げられます。火災保険を申請する際は、いつ、どのような場所で、どんな原因によって火災が発生したのかを的確に伝える必要があります。原因を特定せずに適当に申請すると故意に火災を発生させたのではないかと疑われてしまう可能性も考えられるので、原因を特定して的確に伝えるようにしましょう。

地震保険のメリット・デメリット

地震保険の一番のメリットは申請してから支払われるまでが早いという点に他なりません。地震保険の目的は建物や家財の復旧ではなく、被災者の生活再建や生活の安定を目的としていることから、支払いまでの期間が早いというのが一般的です。全損、大半損、小半損、一部損のパターンから損害額を算定した金額が支払われます。また、地震が原因の火災を補償してくれる点もメリットと言えるのではないでしょうか。

デメリットとして挙げられるのは、火災保険と比べて支払われる保険金が少ないという点です。先ほども紹介した通り地震保険の価格は火災保険の30%から50%です。また、建物や家財の復旧ではなく被災者の生活の安定を目的としていることが理由として挙げられます。もし地震で建物が全損した場合でも、地震保険で支払われた保険金で同じ建物を建て直せるほどの資金は補償されません。

地震保険は加入者が少ない?

地震大国とも言われている日本ですが、実は地震保険の加入者は少ないのが現状です。東日本大震災のような大きな地震を経験した地域での地震保険加入率は高くなっているようですが、大きな地震による被害を経験していない地域での地震保険加入率は低い状態が続いているようです。

実際に地震を経験していないことから、「この地域なら加入しなくても大丈夫だろう」と考え加入しない方が多いことが理由として挙げられます。また、火災と比較して発生件数が少ない点、大規模な被害の頻度が少ない点も理由として考えられるのではないでしょうか。

地震保険に加入する必要はない?

火災保険と比べて加入者が少ない地震保険ですが、地震保険に加入する必要は本当にないのでしょうか。

もちろん地震保険への加入者が少ないとはいえ、加入する必要がないわけではありません。特に近年では、阪神淡路大震災を始めとし、新潟県中越、中越沖地震、東日本大震災、熊本地震など大規模な被害が発生している地震が頻発しています。新築の耐震基準を満たした建物であれば安心感もありますが、旧耐震の古い建物を購入した場合などは地域関係なく地震保険に加入することをおすすめします。

また、耐震基準を満たしていたとしても、地域の地盤によっては建物が大きく揺れて地震の影響を大きく受けてしまう可能性も考えられます。耐震性能によっては火災保険の価格が割引になる場合もあるので、地震保険に加入しようか悩んでいる場合は、地域での地震発生率、建物の耐震基準、地盤の状態をしっかり確認し、必ず来ると言われている巨大地震に備えるようにしましょう。

まとめ

今回は不動産投資に必須な火災保険と地震保険の違いやそれぞれのメリット、デメリット、地震保険の加入に関する内容を紹介しました。いかがだったでしょうか。加入者も多い火災保険ですが、地震による火災については補償されず、加入者の少ない地震保険にも加入するメリットが存在することがわかりました。

世界でも有数の地震頻発国日本。火災に限らず、地震も今現在起きていないからと安心して加入しないのではなく、不動産投資をおこなう際は万が一に備えて加入しておくことを考えてみてはいかがでしょうか。

不動産の入口 火災保険 地震保険地震による火事は火災保険じゃ補償されないんだね!知らなかったです~!!
いつまた大きな地震が起きるのか分からなくて怖いよ~!
火災保険と地震保険の見直しも大事です~★

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