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相鉄・東急直通線「新横浜線」の運行計画と都心部・臨海地域地下鉄計画について

関連ワード 土地規制法

相模鉄道と東急電鉄は2022年11月24日、2023年3月開業予定の相鉄・東急の直通線「新横浜線」の運行計画概要を発表しました。
直通線の新駅「新横浜駅」の駅舎は最大幅28m、深さ33mの4層の構造です。

新横浜線の開通による主な区間の最速所要時間は、大和から新横浜駅まで19分、相鉄本線の海老名駅(神奈川県海老名市)から新横浜駅まで最速25分、東急目黒線への乗り入れで目黒駅(東京・品川)までは53分。
また、相鉄いずみ野線の湘南台駅(神奈川県藤沢市)からは新横浜駅までの所要時間を23分、東急東横線に乗り入れて渋谷までの所要時間を51分でアクセス可能となります。

目黒線については、日吉〜目黒間の所要時間を22分から20分に2分短縮、急行6本は奥沢駅と武蔵小山駅の両方で各停を追い越すことで、所要時間を5分短縮した17分となります。

新規開業区間は計10㎞、1日の運行本数は上下線合わせて約200本を計画しています。
東急線の上りは、平日のラッシュ時には1時間あたり約16本の列車を運行する予定とし、うち4本が東横線へ直通、12本が目黒線へ直通です。

相鉄いずみ野線の快速列車や相鉄本線の特急列車の運行時間帯も拡大する予定です。

一方、東横線の菊名駅始発の各停(1時間あたり4本)が、東急新横浜線と直通する急行へ変更されます。

相鉄・東急の直通線「新横浜線」のメリット

新幹線へのアクセスが向上

東海道新幹線の停車駅である新横浜付近に新駅が設置されることにより、新幹線へのアクセスが向上します。

所要時間の短縮

前述したとおり、東急新横浜線の朝ラッシュ時間帯(上り)は、約16本の列車を運行する予定です。
うち4本が東横線へ直通、12本が目黒線へ直通となり、所要時間の短縮が図られます。

乗換回数の減少

相鉄新横浜線・東急新横浜線は、相鉄本線・いずみ野線、東急東横線・目黒線に接続し、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線まで直通運転を行うため、乗換回数の減少につながります。

今回の新線開業は、首都圏では、2010年7月の京成成田空港線(スカイアクセス線)、2008年6月の東京メトロ副都心線以来の大規模な新線開業となります。
一方、東京都の小池百合子知事は11月25日、都心部と臨海副都心をつなぐ地下鉄新線の事業計画案を正式発表しました。

事業計画案では、東京駅(千代田区)から「新銀座」「新築地」「勝どき」「晴海」「豊洲市場」「有明・東京ビッグサイト」(江東区)周辺まで7駅を新設する予定です。
※駅名はすべて仮称

事業計画案による各駅に求められるもの

東京駅(仮称)

国際ビジネス拠点との連携や人の交流を図ることがで期待できます。

新銀座(仮称)

周辺のまちづくりや乗換の利便性が求められます。

新築地(仮称)

築地まちづくりや銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想などの連携が期待されています。

勝どき(仮称)

大江戸線との乗換の利便性が求められます。

晴海(仮称)

鉄道空白地帯の解消や大規模まちづくり事業「HARUMI FLAG」との近接性が期待されてます。

豊洲市場(仮称)

豊洲市場、ミチノテラス豊洲、千客万来施設などの連携が求められます。

有明・東京ビッグサイト(仮称)

有明レガシーエリアのまちづくり、有明ガーデンなどの連携、りんかい線、ゆりかもめとの乗換の利便性が高まります。
計画区間は6.1キロメートルで、総事業費は4200億〜5100億円となっています。
2040年までの開業を目指します。

ここ数年、東京湾臨海部は住宅需要が高まっています。また、タワーマンションの建設や大規模商業施設の開業が相次ぎ、人口増加も期待できるでしょう。
しかし、都心へのアクセスは路線バスなどに限られており、交通機関の混雑が課題とされていました。

今後は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村が大規模な集合住宅となる晴海からのアクセスも便利になります。

参考サイト

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