夏の快適な住まいとは?涼しい家にするための工夫について解説

2021.07.28

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日本の夏は、毎年のように猛暑日が続いています。
エアコンばかり使用すると、体調が優れないときもあるかと思います。

家の中では少しでも快適に過ごしたいものですが「部屋を涼しくする方法はあるの?」「熱がこもらない対策がしたい」などと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、夏に家が暑くなる原因や室内で快適に過ごせる温度、高気密・高断熱のポイント、全館空調のメリット・デメリット、さらに家を涼しくするための対策までを詳しく解説します。

夏に家が暑くなる原因とは?

猛暑で家の中でも熱中症になる方が見られます。ここでは、家が暑くなる原因を解説します。

窓から入る太陽の熱

窓やドアからの開口部から入ってくる太陽光で暑くなることです。特に西日の入る部屋は、午後から強い日差しが入り、夜になっても部屋に熱がこもりやすくなります。
また、窓の面積が大きければ大きいほど、室内の温度が上がりやすい傾向にあります。

風通しが悪い

防犯上の観点から窓を閉め切って外出したり、建物の構造上で風通しが悪いと空気がうまく循環しないため、熱がこもりやすく温度も上がります。
一方、建物に使用されている屋根や外壁の素材によって熱を吸収しやすいものがあります。例えば、コンクリートや鉄筋は熱がこもりやすい素材と言われています。

家電や照明器具の熱

パソコンやテレビ、照明器具から大量の熱を放出するので、夏場はどうしても部屋が暑くなります。
部屋が狭く、ワンルームで家電製品が近くにあればあるほど、室内の温度が上がりやすくなります。
LED照明は白熱電球より発熱量が少ないです。光自体に赤外線がほとんど含まれておらず、熱くなりにくいためです。

人が室内で快適に過ごせる温度について

人が室内で快適と思える温度は、夏場は一般的に温度が25~28度と言われています。湿度は45~60%程度です。
外気温との差は5℃以内が良いと言われています。

家の中で快適に過ごすには、温度だけではなく湿度の調整も必要です。温度計に加えて湿度計も準備しておきましょう。
日中の蒸し暑さの指標として「不快指数」があります。「70未満・70~74・75~79・80~84・85以上」の5段階レベルがあり、数字が大きいほど蒸し暑く、77を超えると不快に感じるようです。

また、適温を保つ方法として、エアコンや扇風機、サーキュレーターなど併用しながら空気を循環させることが大切です。

涼しい家のポイントは気密性と断熱性

涼しい家にするためには「気密性」と「断熱性」がポイントとなります。

「気密」とは、隙間をなくして密閉されている状態を指します。気密性が高い家は、気圧の変化の影響を受けなくなります。
建物には、防湿シート、気密テープを使用して隙間をなくします。「断熱」とは、家の中に熱が伝わらないようにすることです。外からの熱に対し断熱材を入れたり、2枚以上のガラスを使用した複層ガラスなどで断熱性を高めます。

高気密・高断熱のメリット

エアコンの電気代を抑えられる

高気密・高断熱により、隙間をなくし冷房の効きが良くなります。したがって、省エネ効果で電気代を安く抑えることができます。

年間を通して快適に暮らせる

外気の影響を受けにくく、熱もこもらないため、夏に涼しく快適に過ごすことができます。また、高気密・高断熱の家は、冬も合わせて年間を通じて快適に過ごせます。

蒸し暑さを防ぐ

気密性が低いと内部結露が発生し、カビやダニの発生原因となります。気密性を高くすることにより、蒸し暑さを防ぐことができます。

全館空調のメリット・デメリット

家の中に大型の空調設備を取り付け、空調管理を一括で行う全館空調。部屋ごとにエアコンの取り付けが不要で室外機も一台のみとなりますが、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?それぞれ解説します。

全館空調のメリット

ヒートショックや熱中症リスクを下げる

基本的には24時間体制で、玄関や部屋、トイレなどすべての場所で快適に過ごせるように空調管理が行わるので、急激な温度変化がないところがメリットと言えます。
したがって、温度変化の影響による冬のヒートショックや夏の熱中症リスクを大幅に軽減できるでしょう。

*ヒートショックとは、急激な温度変化で血圧が大きく変動することで、心筋梗塞や脳梗塞などの健康被害を引き起こす原因となる状態です。

室内の空気がきれいになる

製品の中には、空気清浄機能付きの全館空調があります。また「第1種換気システム」を使用するメーカーがほとんどですので、給気、排気ともに強制的に換気を行い、清浄な空気環境を維持することができます。

すっきりとした空間の実現

各部屋にエアコンの取り付けが不要なので、すっきりとした快適な空間が実現します。また、室外機も複数設置する必要がなく外観もすっきりします。

全館空調のデメリット

初期費用やランニングコストがかかる

全館空調の初期費用は、150~300万円程度かかるとされています。費用は空調メーカーや家の広さ、部屋数で変動します。
また、全館空調は年に一度、専門業者のメンテナンスが費用が1万円〜2.5万円程度かかります。
一方、空調換気システム本体の耐用年数が約10年となっているので交換費用もかかります。

部屋ごとの温度調整が難しい

住んでいる人が同じ暑さや寒さを感じるとは限らないので、各部屋での細かい温度設定については難しくなります。

家を涼しくするための対策4選

  1. 窓に遮熱効果のあるものを使用する
    窓ガラスに遮熱フィルムや遮熱シートを貼り付けて、放射熱が侵入するのを防ぎます。その結果、部屋の温度上昇を抑えることができます。
  2. 遮光カーテンを取り付ける
    窓からの熱を遮ることで、UVカットの効果や室温の上昇を抑えることができます。特に西日が差し込む部屋で取り入れると、適度な明るさをキープしながら遮熱効果を発揮します。
    遮光カーテンは等級があり、NIF(日本インテリアファブリックス協会)による「JIS-L 1055A法(遮光性能試験方法)」により、1級~3級まで定められています。
  3. サンシェード・オーニングの設置
    サンシェードは直射日光を遮り、冷房の電気代節約につながります。簡単に取り付けることができます。
    オーニングも外からの熱を遮断するので、紫外線効果や家具、布製品の劣化を防ぎます。
  4. 断熱リフォームを行う
    窓のフレームをアルミ製から樹脂製に交換、採風玄関ドアの設置、屋根断熱や天井断熱、断熱塗料の使用など、さまざまな断熱リフォームを行うことで涼しく快適な住まいが実現できます。

まとめ

不動産の入口夏に家が暑くなる原因は、風通しの悪さや窓から入る太陽の熱、家電製品などの影響があります。夏場は、室内の温度を25~28度に保ちつつ、必要に応じて遮光カーテン、サンシェード・オーニングなどを取り入れてみましょう。高気密・高断熱にすることで、一定の快適な温度を維持することができ、エアコンの電気代を抑えることも可能になります。全館空調を使用する際は、それぞれのメリットや初期費用やランニングコストを考慮しましょう。そして、より涼しく快適な住まいを希望される方は、リフォームを検討するのもひとつです。

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