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ガラ空きに有効!マンション空き駐車場の活用方法6選

近年、若者を中心とした車離れが増加傾向にあり、マンションの駐車場には空きが目立つケースもめずらしくありません。
しかし、駐車場使用料による収入は管理組合にとって大きな収入源となっており、深刻な問題として悩まれている管理組合もあるでしょう。

そこで今回は、マンションの駐車場に空きが増える原因やマンション空き駐車場の活用方法について解説します。

マンションの駐車場に空きが増える原因

車離れが加速している

マンション駐車場に空きが増える原因として、若者を中心とした車離れや少子高齢化などがあげられます。
車離れは若者にかぎったわけではありません。都心部でもマイカー所有率は減少傾向にあります。

PIAZZA株式会社の「自動車の所有やニーズに関する調査」によると、都市部30〜40代ファミリー層を対象とした自動車の所有率は、49%が未所有という結果になっています。

(参考:PR TIMES「都市部30〜40代ファミリー層を対象とした“自動車の所有やニーズに関する調査”。」

また、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団による2021年3月の調査では、カーシェアリング車両ステーション数は、19,346 カ所(前年比1.2%増)、車両台数は43,460台(同7.9%増)、会員数は2,245,156人(同9.7%増)となり、増加傾向にあります。

(参考:公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団「わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移」

このように車の所有率が減少傾向にあるため、マンション駐車場に空きが増える要因となっています。

機械式駐車場のリスク

定期の点検費用がかかるほか、修繕費用や設備の塗装費用なども発生する場合があり、平置駐車場よりも費用の負担が大きくなります。
機械式駐車場は、駐車サイズにも制限があり、車幅制限は概ね「約1.7~1.95m」、車長制限は概ね「4.7〜5.30m」となっています。

大きな車は利用できない可能性もあるため、ファミリー層が中心の物件では空きが増加しやすいでしょう。
また、機械式駐車場の耐用年数は平均20〜30年程度で1台当たり100万円前後の費用がかかります。

そのため、管理費を値上げせざるを得なくなり、駐車場契約の解約増加につながる恐れもあるのです。
マンションの周囲に良い駐車場がたくさんあるエリアは、近隣の駐車場を借りる方もいるでしょう。

駐車場の空きが増えると、維持管理費用が不足し、賃貸経営にも大きな影響を及ぼす可能性があります。

マンション空き駐車場の活用方法6選

1.来客用駐車場に特化した駐車場予約サービス

このような課題を解決するため、マンション居住者向けの駐車場シェアサービスを始める企業も登場しています。
akippa株式会社は、来客用駐車場の管理に特化した新サービス「akippa private」をリリースしています。

駐車場オーナーが指定する特定の対象者に限定して駐車場を貸し出せるサービスです。
専用の予約ページURLとパスワード(設定は任意)を発行し駐車場オーナーに通知し、オーナーは特定の予約対象者に必要情報を伝える仕組みです。

(参考:PR TIMES「来客用駐車場に特化した駐車場予約サービス「akippa private」(アキッパ プライベート)分譲マンション初導入」

2.収納スペースに変更する

管理組合の竣工図書や備品などに使用したり、スタッドレスタイヤの収納スペースにするなど、空いたスペースを有効活用することも1つの方法です。

3.コインパーキングとして貸し出す

駐車場そのものを大きく変更するだけでなく、コインパーキングとして貸し出すのも一つの方法です。駅前や大型商業施設などがあるエリアでは、需要が高まるでしょう。

4.自転車置場・バイク置場

駐車場を自転車置き場やバイク置き場など、他の用途に転用してみるのもよいでしょう。
ただし、機械式駐車場を他の用途に転用した場合は、これまで通り定期点検が必要になります。

5.機械式駐車場を平置き駐車場に転換

機械式駐車場を平面化し、平置き駐車場に転換する方法です。機械式駐車場については統一された規格が無いため、駐車場のサイズが異なる場合もあります。
また、平置駐車場より設置費用や維持管理コストが高くなります。そのため、月額の駐車料金が高くなることもめずらしくありません。

平置き駐車場はに転換すると、月額の費用を下げられる場合もあり、利用者が増える可能性もあります。

6.管理規約の変更

マンション標準管理規約の変更をすることも対策の一つです。
たとえば、1戸当たりの駐車場の利用は、1台分という規定を解除するなどで、利用者が増えるかもしれません。

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