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東京メトロ有楽町線延伸…江東区のメリットや住みやすさついて

東京メトロ(東京地下鉄)は、2022年1月28日に有楽町線延伸(豊洲・住吉間4.8km)及び南北線延伸(品川・白金高輪間2.5km)の鉄道事業許可を国土交通大臣に申請しました。

2016年国土交通省交通政策審議会答申198号に「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」として盛り込まれていたものです。
本計画は「東京圏における国際競争力強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」をベースに作成されています。

具体的には有楽町線は豊洲駅―住吉駅を延伸し、マンションや商業施設の開発が進む臨海部と東京スカイツリーなど観光地周辺をつなぐ計画です。
2019年3月には「東京圏における国際競争力強化に資する 鉄道ネットワークに関する調査」がまとめられました。

品川駅は、建設中のリニア中央新幹線の始発駅となります。
山手線や羽田空港に連絡する京急線、東海道新幹線などと接続し、都心部の利便性向上が期待されています。

費用負担巡り協議

事業主体は東京メトロで、総建設費は有楽町線約2,690億円、南北線が1,310億円です。
建設費の調達は、国と自治体で地下高速鉄道整備事業費補助と鉄道・運輸機構による「都市鉄道融資」を活用するということです。

都は総額から車両費などを除外した48.6%を負担する予定です。
一方、江東区は延伸計画の早期実現を促す目的として2010年に基金を設立し、積み立てを行っています。

2021年度末の累計積立額は90億円に上り、基金を沿線のまちづくりに利用したい考えです。
ただし、まちづくり計画の利用については条例の改正が必要になるということです。

今後、江東区は妥協できる部分を探り、都と具体的な負担割合について協議する方針です。
東京8号線延伸計画は、2030年半ばの開業を目指しています。

(参考:江東区「地下鉄8号線(有楽町線)の延伸(豊洲~住吉)」

(参考:日本経済新聞「有楽町線延伸、費用負担巡り妥協点探る」

東京メトロ有楽町線・南北線延伸のメリット

所要時間の大幅な短縮が可能

現在、豊洲から住吉までは豊洲駅から有楽町線に乗車し、月島駅で都営大江戸線に乗り換え清澄白河まで行きます。
そして、清澄白河で半蔵門線に乗り換え、住吉駅で下車するといった流れです。

計2回の乗り換えで、所要時間は約21分かかります。
しかし、東京8号線延伸計画が実現すると約9分で到着できるため、所要時間の大幅な短縮が可能になります。

また、臨海地域と23区東部などのエリアでも利便性が向上します。

トラブル時の代替ルート確保

鉄道の運行に何らかのトラブルが発生した場合に新たな代替ルートの確保ができます。
例えば、有楽町駅で人身事故などのトラブルが生じた場合、豊洲駅から東陽町駅に向かい、東西線を利用することで解決します。

また、災害時等においても代替ルート確保として期待されています。

周辺路線の混雑緩和

周辺路線には、東西線、京葉線、総武線があります。
東京8号線延伸計画が実現すると、混雑度が緩和されるでしょう。

江東区の住みやすさについて

東京メトロ有楽町線延伸で話題の江東区ですが、不動産経営の観点から住みやすさについて解説します。
江東区の人口は​​530,299人です。(2022年(令和4年)7月現在)2021年(令和3年)1月の人口は、​​526,301人となっており、増加傾向にあります。

(参考:江東区「世帯と人口(毎月1日)」

家賃相場は、1R〜1Kで9.08万円、1DK~2DKで12.15万円、2LDK~3DKで20.6万円です。

(参考:at home「東京都 江東区の家賃相場から賃貸を探す」

江東区内には、以下の10路線が通っています。
JR京葉線、JR総武線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ半蔵門線、東京メトロ東西線、都営新宿線、都営大江戸線、りんかい線、ゆりかもめ、東武亀戸線。

暮らしについては、スーパーやホームセンター、ドラッグストア、大型商業施設など、充実しており、買い物に困ることはありません。
子育て環境については、待機児童の解消対策に力を入れており、認可保育所・認証保育所の増設を実施しています。

また、​​ひとり親家庭の支援策では、ひとり親家庭等医療費助成や母子及び父子福祉資金など、積極的に行っています。

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