東京都は設置義務化の条例も…太陽光パネルのメリット・デメリットについて

2022.08.04

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東京都は、戸建て住宅を含む新築建物に太陽光パネル設置を義務付ける方針を固めました。

東京都による太陽光パネル設置義務化の概要

都は、5月25日からのパブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内にも関連条例を改正する予定です。
条例が成立すれば、太陽光パネル設置の義務化は全国で初めてとなります。

中間案では、一戸建てを含む延べ床面積2,000㎡未満の中小規模の建物は、建物の購入者ではなく、大手住宅メーカー約50社(中小規模の建物供給量が都内で年間2万㎡以上)の販売戸数の85%以上に設置義務を課しています。
(参考:読売新聞オンライン「東京の新築、太陽光発電の設置義務化…都が年度内にも条例改正」

太陽光パネルとは?

再生可能エネルギーの1つで、太陽光を受けて発電する装置の名称です。
ソーラーパネル、太陽電池板、太陽電池モジュールなど、呼び方はさまざまです。

世界で初めて太陽電池が実用化されたのは、1958年アメリカの人工衛星「ヴァンガード1号」と言われています。
太陽光発電には、住宅用太陽光発電と産業用太陽光発電があります。

最近では、広大な土地に出力が1MW(1,000kW)を超えるソーラーパネル「メガソーラー」と呼ばれる太陽光発電施設が増加傾向にあります。

太陽電池の単位

セル

太陽電池の基本単位です。
サイズは150mm~200mm程度です。

モジュール

複数枚のセルを組み合わせてパネル状に加工したものです。
太陽光パネルやソーラーパネルと呼ばれているのは、こちらのモジュールを指しています。

ストリング

複数のモジュールを直列に組み合わせたものです。
より大きな電力を得られます。ブロックやグループとも呼ばれます。

アレイ

複数のストリングを並列に組み合わせたものです。
太陽電池の単位のなかで最大の単位になります。

太陽光パネルのメリット・デメリット

メリット

電気代の節約

発電した電気を自宅で使用することができるため、電気代の節約につながります。
太陽光発電協会によると、設置容量1kWあたり年間約1,000kWh発電ができると試算されています。

売電収入を得られる

発電して余った電気を電力会社に売ることができます。
この買取りの仕組みは、FIT(固定価格買取制度)にもとづき、設置から10年間は、​​国が定めた単価で買い取りが保証されています。

売電には、特別な手続きなどは不要です。
毎月、電力会社から売れた分の電気代が口座に入金されます。

非常用電源の活用

災害時などの停電により、家電製品が使用できなくなる場合があります。
しかし、太陽光があれば発電可能なことから、非常用電源としても有効活用できます。

デメリット

設置費用がかかる

住宅に設置する太陽光パネルは、ほとんどの場合100万円程度の設置費用がかかります。
設置費用は、徐々に安くなってきていますが、初期費用を抑えたい方は、ソーラーローンや地方自治体の補助金などを検討しましょう。

天候に左右される

太陽光によって発電するため、天候が悪いときは発電量が低下します。
また、冬は日照時間が短くなるので、夏と比較すると発電量が下がります。

メンテナンス費用がかかる

経済産業省は、4年に一度の定期点検を推奨しています。
また、改正FIT制度により、太陽光発電のメンテナンスが義務化されています。

「令和3年度以降の調達価格等に関する意見」によると、定期点検1回の費用は約2.8万円程度です。

(参考:調達価格等算定委員会「令和3年度以降の調達価格等に関する意見」

一方、太陽光パネルの中でも故障が起きやすいのがパワーコンディショナーです。
パワーコンディショナー交換費用は、約20万円程度かかります。

太陽光パネルの注意点

パネルの重さによって屋根に負担がかかるケースや設置が向いていない家もあります。
設置が向いていない家とは、北向き一面の屋根や極端に屋根が小さい、積雪など地域特有の環境などです。

太陽光パネルを設置する際は、事前に調べ、わからないことは専門の業者に相談しましょう。

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