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メトロ有楽町線・南北線の延伸も!首都圏の国際競争力強化について解説

政府と東京都は、都心を走る地下鉄有楽町線と南北線を延伸させる計画を進める方針を固めたと報じられています。

地下鉄有楽町線と南北線を延伸させる計画

具体的には、有楽町線は豊洲駅―住吉駅を延伸し、マンションや商業施設の開発が進む臨海部と東京スカイツリーなど観光地周辺をつなぐ計画となっています。
これにより、交差する東西線の混雑緩和が期待されます。

また、南北線は、品川駅―白金高輪駅の「品川地下鉄」を新設する予定です。
品川駅は、建設中のリニア中央新幹線の始発駅となります。

2016年国土交通省交通政策審議会答申198号に「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」として盛り込まれていたものであります。
2019年3月には「東京圏における国際競争力強化に資する 鉄道ネットワークに関する調査」がまとめられました。

政府と東京都は、22年度予算案にそれぞれ調査・設計費を計上し、地質調査や環境影響評価(アセスメント)などを行うとされています。

環境影響評価とは?

環境影響評価(環境アセスメント)とは、大規模な事業を実施する事業者が事業に与える影響を調査・予測・評価するとともに住民や自治体などの意見を踏まえ、適正な環境配慮がなされるようにするための制度です。

​​​有楽町線と南北線を延伸は、2030年以降の開業をめざす予定で、首都圏の国際競争力の強化が期待されています。

(参考:日本経済新聞「南北線・有楽町線を延伸 東京メトロ、来年度着手 都市の国際競争力強化」
(参考:朝日新聞「​​​​東京メトロ延伸、30年代半ば開業へ 有楽町線と南北線」

今後は、交通利便性や商業施設の開発などで再開発による人口増が期待されます。

国家戦略特区について

産業の国際競争力強化については、国家戦略特区があります。国家戦略特区とは、経済社会の構造改革を重点的に推進し「産業の国際競争力の強化」や「国際的な経済活動の拠点の形成の促進」を目的として、国が定めた国家戦略特別区域において、規制改革等の施策を総合的かつ集中的に推進する制度です。

(参考:神戸市「国家戦略特区とは」

国家戦略特区の規制改革は、都市再生・創業・外国人材・医療・観光・介護・保育・雇用・教育・農林水産業・近未来技術の11分野86項目があります。

首都圏の国際競争力強化について

多摩川スカイブリッジ

首都圏の国際競争力を狙いとして整備されたのが東京都と川崎市が共同で進める「多摩川スカイブリッジ」です。
全長680メートルで、川崎市と東京都、国が整備しています。

羽田空港(羽田グローバルウイングズ)と川崎市殿町(キングスカイフロント)をつなぎます。
2011年に京浜臨海部が国際戦略特区に指定され設置が実現されましたが、2019年の大型台風で開通が1年以上ずれ込みました。

多摩川スカイブリッジは、2022年(令和4)3月12日(土曜日)15時00分に開通します。

(参考:神奈川新聞カナロコ「川崎と羽田空港つなぐ「多摩川スカイブリッジ」来年3月12日開通」

八重洲地下街(通称:ヤエチカ) のリニューアル

国家戦略特区に指定された東京駅八重洲地区再開発に伴い、八重洲地下街(通称:ヤエチカ)のリニューアルを順次開始します。
​​東京駅八重洲地区では、超高層複合ビルの竣工やバスターミナルの新設が予定されています。

リニューアルポイントは、LDK(たまり場)ゾーンをエリア内各所に展開、サウスブロックにカレーの人気店が集結した「TOKYO CURRY QUARTET」がオープンなどです。
​世界中から集まる人やモノ・情報が繋がり広がる中心となる場所としてリニューアルを目指します。

(参考:PR TIMES「JR東京駅から徒歩1分の八重洲地下街(通称:ヤエチカ) 東京駅八重洲地区再開発に合わせ、リニューアルを開始!」

まとめ

今回は、地下鉄有楽町線と南北線を延伸させる計画や首都圏の国際競争力強化についてご紹介しました。
産業の国際競争力強化として「国家戦略特区」に指定された地域は、さまざまなプロジェクトを国・自治体・民間がともに進められることがメリットと言えるでしょう。

東京都は常に便利性の向上等、進化発展をしているので、人が集まります。
したがって、今後も地域の活性化や国際競争力など、経済の回復に期待されています。

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