日本初!銀座に耐火木造12階建て商業施設の竣工について

2022.01.13

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東京都心にある不動産の保有賃貸業・投資開発事業​​​​ならびに仲介業務を行うヒューリックが商業施設「HULIC&New」シリーズの第7弾として商業施設「HULIC&New GINZA 8」(ヒューリックアンドニューギンザエイト)が竣工したことを2021年11月12日に発表しました。

商業施設「HULIC&New GINZA 8」とは?

「HULIC&New GINZA 8」は、2021年10月に竣工した日本初の木造と鉄骨造を組み合わせた耐火木造の12階建て商業ビルです。
鉄骨やコンクリートが適材適所で使用されています。

敷地面積:251.98平方メートル、延床面積:2,459.55平方メートル
都市型中規模コンパクト商業施設開発として、銀座エリアでは初の展開です。

耐震性能を有し、粘性体ダンパーを利用した制振装置や木防振柱、CLT 合成床版を採用しています。
建物の木材使用量、約 300立方メートルと同等の12,000 本の植林活動を実施、森林サイクルを促進し、カーボンニュートラルの取り組みに貢献しました。

(参考:ヒューリック株式会社「​​都市型中規模コンパクト商業施設開発シリーズ第7弾日本初の耐火木造 12 階建て商業施設「HULIC &New GINZA 8」の竣工について」

カーボンニュートラルとは?

カーボンニュートラルとは、炭素(C)は酸素(O2)と結合し、二酸化炭素(CO2)が大気中に放出されることを抑制するための概念です。
二酸化炭素は主に石油や石炭などの化石燃料を燃焼して、エネルギーを得る際に排出されます。日本の二酸化炭素(CO2)排出量は、世界5位の1,080.7トンです。

(参考:外務省「​​酸化炭素(CO2)排出量の多い国」)※URLなし

2020年10月26日の第203回臨時国会の所信表明演説では、当時の内閣総理大臣が「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」などと宣言しています。
つまり、二酸化炭素のみならず、温室効果ガス全体を対象にゼロを目標とする宣言です。

2021年1月時点で、日本を含む124カ国と1地域が2050年までのカーボンニュートラル実現を目指しています。

木造と鉄骨造のハイブリット建築について

木造は、住宅の主要な部分に木材が使用されています。
日本の一戸建てのほとんどが木造で建てられてきており、住宅の約9割を占めています。

(参考:総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果」

断熱性・吸湿性が高く、外気温や湿度の影響を受けにくいのが特徴です。
木造住宅の工法は、木造軸組工法、​​木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)、木造ラーメン構造などがあります。

しかし、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べ、強度や耐震性が低い場合もあります。
鉄骨造(S造)は、厚さ6mm以上の鋼材を使用して建てる場合は「重量鉄骨造」、厚さ6mm以下の鋼材を使用した場合は「軽量鉄骨造」となります。

マンションやビルに使用されることが多く、木造よりも建築コストは高くなりますが、品質が安定しており、部材にばらつきがなく工期が短めです。
今回の​​「HULIC&New GINZA 8」のような木造と鉄骨造のハイブリット建築であれば、木造の課題がクリアできるでしょう。

混構造とは?

ハイブリット建築によく似た混構造というものもあります。
混構造とは、複数の構造を組み合わせて建てることです。

高さや方向で構造が異なるもの、屋根とそれ以外の構造が異なるものなどがあります。
混構造は、1階部分を鉄骨造、2階に木造などに分ける立面混構造と平面的に隣接して異なる構造を組み合わせた平面混構造に分けられます。

住宅では1階を鉄筋コンクリート造、2階を木造で建てる構造が多く見られます。体育館では屋根を立体トラス、その以外は​​鉄筋コンクリート造にする場合がほとんどです。

混構造のメリット

自然災害に強い建物

木造単体での構造と比べ、強度や耐震性に優れた構造であるため、地震や台風、火災などの自然災害に強いといったメリットがあります。

防音性が高い

住宅では生活騒音に悩まされることが少なくありません。
鉄筋コンクリート造を含む混構造は防音性に優れているため、騒音に悩まされることなく快適に過ごせるでしょう。

まとめ

商業施設「HULIC&New GINZA 8」のハイブリット建築と混構造について解説しました。
ウッドショックにより、木材価格高騰の中、ハイブリット建築の需要が高まると予想されます。

一方、混構造は自然災害に強く、防音性に優れており、安心で快適な住まいが実現します。

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