不動産投資に役立つ資格はある?

2021.04.12

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将来の年金対策として、不動産投資を検討される方が増えてきています。
不動産投資というと、専門用語も多く、知識を得るために資格取得を検討される方も多いです。
もちろん、不動産関連の資格を取得することで投資するメリットもでてきますが、多くの資格を取得するには、かなりの時間を費やす必要があります。

不動産投資をするにあたって、どんな資格を取得した方がよいのか?また、それぞれの資格の特徴や取得難易度はどのくらいなのかについて解説していきます。

不動産投資に役立つ資格と活用できる場面を解説

不動産投資に役立つ資格の概要と、どのような場面で活用できるかをまとめていきます。

宅地建物取引士

不動産に関する資格としては、知名度が高く、不動産取引に関して、専門的な国家資格になります。
宅地建物取引士の資格がなければ、重要事項説明書の説明や、契約書への押印ができませんので、不動産取引を専門に行う上で、非常に重要な資格となります。

国家資格というだけあって、年1回の試験に対して、合格率は毎年15%前後、必要な勉強時間は300~400時間ともいわれており、簡単に取得できる資格ではありません。
資格取得のためには、不動産に関わる業法や民法、税金に関する知識などを身に付ける必要がありますので、不動産売買を行う不動産投資家においては、不利な契約を避けるためにも、利益に直結する資格と言えるでしょう。

また、宅地建物取引士の資格を保有している事で、不動産を取り扱う専門業者からも、一定の知識があると認識されます。その為、問題のある物件を無理やり販売されたり、詐欺に騙されたりという確率も低くなるといえます。

FP(ファイナンシャルプランナー)

FPとはファイナンシャルプランナーの事になります。主に資産運用、資産形成など、お金に関する事を全般的にアドバイスしてくれる方になります。
民間資格とは別に、国家資格に認定されているファイナンシャルプランニング技能士があり、1級から3級まであります。

ファイナンシャルプランナーの仕事としては、ライフプランの見直し、資産運用や税金、生命保険に関する事など、様々なお金の収入と支出のバランスをチェックすることになり、その中の1つとして、不動産関連の資産運用も含まれています。

不動産投資をする上で、融資や返済、税金など、お金の計算は必須になりますので、資格を取得することによって、自分自身のライフプランを客観的にチェックする事もできるでしょう。

1級から3級まで、資格取得に必要な時間としては、

3級 合格率70%前後 勉強時間50~100時間
2級 合格率40%前後 勉強時間150~200時間
1級 合格率10%前後 勉強時間500時間以上

1級を取得するとなると、一気に難易度があがります。

不動産投資という目的のために取得を検討するのであれば、2級の取得を目指すのが現実的といえるでしょう。

マンション管理士

マンションの管理組合に対してアドバイスをする能力などを認定する資格がマンション管理士になります。
マンションを適切に運営していくためのスキルが身に付く国家資格になり、マンションの長期修繕計画や管理会社への対応窓口についてなどの専門性が必要になります。

不動産投資において、マンションへの投資を検討する場面も多いですので、投資家目線だけではなく、マンションの運営状況をきちんと把握することができるという強みを得ることができます。
ただ、マンション管理士の資格取得の難易度は高く、合格率は7~10%ほどで、数百時間といった勉強は必要になります。

投資を検討しているマンションについて気になる事があれば、その都度、マンション管理士に相談をすると覚えておくのが良いでしょう。

不動産鑑定士

不動産に関連する資格の中でも、難易度が高い国家資格として不動産鑑定士があります。
不動産の評価を算出するプロフェッショナルであり、裁判所から競売の際や、国や都道府県から相続税路線価を算出する際などに依頼がくるような専門職になります。

不動産鑑定士の資格があれば、仕事には困らないと言われているくらい希少性が高い資格になりますので、資格取得には2000時間以上必要ともいわれ、難易度はトップクラスになります。

合格率も1桁台と難易度が高く、不動産投資において対象の不動産を評価するスキルは非常に役に立つといえますが、不動産投資を実践する前に、勉強時間など費やすコストを考えると、不動産鑑定士になってから不動産投資を始めるという考えは、あまり現実的ではないかもしれません。
逆に、不動産鑑定士を目指している人は、その知識を活用して、不動産投資を検討してみてもよいと言えるでしょう。

簿記

不動産投資は大きなお金が動きますし、毎月のキャッシュフローや税金について、きちんと理解をしておかないと、いつの間にかお金がなくなってしまうという事も起こってしまいます。

簿記とは、日々の経営活動を記録し、収支の確認や、税金の計算などをする為に必要な資格になります。
不動産投資を実践する上で、経費計算や税金の支払額を確認する事は、不動産投資家として必須になりますので、お金の動きをきちんと把握するために会計の知識を学べる簿記は有益な資格といっていいでしょう。

もちろん、税理士などに依頼すれば、確定申告などの手続きは行ってくれますが、全く知らない事を丸投げするのと、自分でできることを、税理士に代理として依頼するのとでは、安定感が違います。

不動産投資を成功させるためには、きちんと手元にお金が残る事。逆に、不動産投資で失敗する理由は、様々な原因があれども、手元にお金が残らずマイナスになってしまう事です。

その為、お金の流れを把握するための簿記の知識は、持っていて有利になる資格と言えるでしょう。

不動産投資を実践していくための、補助として資格もあると有利

不動産投資に役に立つ資格は多くありますが、資格を取得していなくても実践、成果を収めることができるのが不動産投資になります。

逆に、資格があれば不動産投資は成功するかといわれると、そうではありません。資格取得をする過程で得られた不動産の知識があれば、失敗や詐欺を防いだり、現状の問題を発見したりと、役に立つ機会は多いといえます。

そうはいっても、全ての資格を自分一人で取得するのは難しいですから、不動産投資を進めていく中で、必要な情報を得るためには、どの有資格者に相談するべきか。という事は理解しておき、適切な情報収集ができるようになっておきましょう。

不動産投資の良い点は、全てを自分一人で行わなくても良いという事です。必要最低限の知識を得たら、後は有資格者の方から必要なアドバイスをもらう事で、不動産投資をスムーズに進めていきましょう。

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